みーつ・あげいん。

 なつかしいひとに出会いました。この前、フォースの順番待ちのとき、何気に後ろを振り向くとはて、どこかで見た顔が…?脳ミソのハードディスクが音を立てて検索することきっかり3秒。頭のなかの電球が点灯(古典的)するのがわかりました(笑)相手もアクセス速度が同じだったようで、二人同時に指を指し声を上げてしまいました。
 その人はバーチャロンの初代(OMG)が店頭に並んだころ、ゲーセンで知り合った人でした。当時、自分は通勤の関係で横浜のパソピアドというセガの直営のゲーセンがホームでした。自分は仕事が終わってからは勇んでゲーセンに突撃して、並み居る敵をばったばったと…倒せたらよかったねぇ(笑)なんだかんだと対戦しているうちにそこの常連さんと仲良くなりました。その中で中心人物のひとりだったのが彼でした。
 彼の使用機体はバイパー?。当時、”紙飛行機”というあだ名で呼ばれてました。あだ名の由来は特殊攻撃に飛行形態に変形して突っ込むというS・L・Cダイブがあり、ライデンレーザーをくらうとゲージの8割をもっていかれるという紙みたいな装甲をもつというところからきてました。当然、その装甲の薄さから使用者は限定されて、乗り手は自然と淘汰されていきました。しかし、その淘汰にもめげずに彼は機体を使いつづけました。その逆境の中で生き残っていた当時の彼はまさしく一級の腕前をもつと自分は断言できます。
 彼と対戦するときの対戦成績は大体、完敗か圧勝のどちらかでした。当時の自分はテムジンを使っていたのですが、勝てるときは相手の装甲の薄さも手伝って短時間で決着がつきましたが、負けるときは一発も当てることができずに終わるという内容が多かったです。また、彼はバイパーを使うくせに自ら接近戦に挑んできてその機動性を生かした動きで敵を翻弄してました。
 バーチャロンがOMGからオラタンに変わると、自分はそのゲームシステムになじめずに自然とゲーセンから足が遠のき、彼と会う事もなくなってしまいました。
 6年間。その長い時間を経て偶然ともいえる再開を果たしました。いや、同じ道を歩んでいるからその再会は必然だったのかもしれません。なんとも言えない感慨深い気持ちに酔いしれながら、火星戦線出張は続く。