とらべりんぐ(1)

 今日は仕事の研修で大宮の近くにある岩槻くんだりまで来てます。大宮から東武線に乗り換え都市部からはなれるとビルが乱立していた風景が一変します。辺りに見えるのは田畑と住宅地のみ。なんかちょっとした旅行だなと思っいました。
 その時ふと、思い出したのがとあるサターンの恋愛ゲーム。その内容というのが主人公は親の仕事の関係で転校グセ(笑)があり小さい頃は全国各地を転々とし、色々な出会いがありました。やがて主人公も高校生になりやっと東京に定住(?)するようになったのですが、全国各地を回ったときに好きだった人がいたと気が付いたのです(おいおい)
 そこでその主人公。何を思ったか思い当たる女の子に会いに行こうと旅立ち、北は北海道、南は九州まで全国を縦断し該当する女の子の数はなんと12人(爆)驚愕しましたその数に(笑)そして女の子の元を何回か訪れる度に二人の間が進展して、やがてその想い人がわかるという話…なのですが、プレイヤーは気に入った女の子の所にこまめに通えば簡単にエンディングを迎えられるゲームなのです。
 自分の趣味ではないこのゲームをプレイする羽目になったのは、友達との約束違反の罰ゲームで12人全員をクリアするというのが条件でした。このゲームを何回もプレイしたくない自分はなるべく少ない回数で終わらせられないかと考えました。最初は半数(6人)同時を目標にとプレイしたのですが、ゲームの中盤に差し掛かった頃、ハタと気がつきました。もしかしてこのままうまくやれば12人全員同時でいけるのでは?と考えました。思えばあれが、地獄の門が音をたてて開いた時だったのです(笑)
 自分の持ち金と使える時間を総動員して全国各地を駆け巡りました。遠くに早く行くにはお金が掛かり、お金を惜しめば時間がなくなるというジレンマを抱え試行錯誤を繰り返し女のことの関係が進んでいきました。土日・祭日・夏休み、使える時間はフルに使い、自宅に帰る交通手段はヒッチハイク(無料)、時には一日で4人の女の子に会うという偉業を達成したり、時には自宅に戻ったのが水曜日(お前、高校生だろ?)などなど…。この時、自分は修羅の道を突き進んでいました。まさかこのゲームで自分がこんなに熱くなれるなんて…、人生とは難しいものです(なんでやねん?)しかし、順調かと思われたプロジェクト(?)も終盤に大きな罠が待ってました。…つづく(笑)