ろーど・おぶ・ばいく(一日目その2)

 渡り始めなのである。

 15時30分。尾張駅の後ろに聳えるお城がなんともすばらごい(笑)そして、本日の宿とサイクリングロードの情報を観光センターで収集したところ、

 せっかくだから、途中の島の宿に泊ってみよーか(爆)

 …と、日没にはまだ時間があると思ったのが大後悔の始まり始まり(愚者)

 第一の島は向島。残念ながら自転車では尾道大橋を渡ることができず、駅前からの渡船で上陸。一息入れるために立ち寄った喫茶店のおばちゃんはお喋り好きで、長居モード全開(汗)ほぼ、強引に御馳走様を告げたけど、おいらが注文したのはアイスコーヒーで、ブレンドじゃないよー(泣)

 傾きつつある太陽を眺めて、ひた走るサイクリングロード。瀬戸内海の島々と光る水面が情緒を醸し出します。ただ、痛み始めた左膝が夕刻を楽しむことができません。焦らないようにと呟きながらも急いでペダル漕いでいきました。

 そして、8kmほど走ったところで第一の橋、因島大橋の袂に到着。緩やかな坂を上がっていくと、景色が徐々に変わっていきます。橋からみる眺めは絶景なんだろーなと、期待に胸膨らませてみると、

 橋の下部に設置された歩行者&自転車専用通路(核爆)

 金網が全ての景色をシャットアウトっ!!。せっかくここまで上がって来たのに〜っ!!。次の橋にこうご期待っ!!(泣)

 落胆を抱えて第二の因島に突入した訳ですが、ここで誤算が発覚。宿泊地は橋の近くと聞いていたのですが、反対側の生口橋の方だったのです。そして、因島内の走行距離は10km。既に悲鳴を上げている左膝と夕刻の時間が切羽詰まらせます。

 それでも前に進むしかないサイクリングロード。太陽が地平線に近づくにつれて心細くはなりますが、夕日と陰影に染まる瀬戸内海の海は胸打つものがありました。

 結局、とっぷりと日が沈んだ19時頃に国民宿舎、満寿美荘に到着。木々に隠れた看板のお陰で見つけることが難しかったですが、なんとか辿りつけました。

 国民宿舎ということもあって宿自体はそんなに綺麗ではありませんでしたが、夕食のおかずがかなり豪勢。刺身と牛のステーキが登場したのにはびっくりしました。もちろん、盛大な舌鼓で美味しくいただきました。

 兎にも角にも、第一日目が無事に終了。ぎりぎり感満載な行程ではありますが、二日目に続きます。