あばーど。

 多分、理解は出来ないのである。

 従妹がタスマニアに帰ります。

 あの、おっちょこちょいの伯母さん(笑)から電話があって、20:30の飛行機で発つそうです。今回は伯母さんも一緒だそうです。

 実は、彼女は現地で拒食症になりました。慣れない異国での、慣れない一人暮らし。その上、受験というプレッシャーが両肩に圧し掛かり、痩せ細っていました。

 一時の帰国後、ばーちゃん宅に来ていたので一緒に食事をしました。細いながらも血色はよくて、元気には見えていたのですが、それは間違った認識でした。

 後で知ったことですが、ばーちゃんの近所まで来ていたにもかかわらず「家に帰りたい」と泣いたとのこと。それでも、しばらくしてから「わがままいってごめんね」と回復したそうです。

 あまり出掛けたがらず、人ごみが嫌い、そして情緒不安定。それでも人前では頑張り続けている、そんな彼女が痛々しく思います。

 が、正直自分は許せないのです。彼女がそこまでして「留学」にこだわることが。

 たしかに、彼女から言い出したことなので遣り通すというのは立派だとは思います。でも、そこまでやつれて、そこまで泣いて何が楽しいのか?何が嬉しいのか?正直、わかりません。目標を持ち続けるのは素晴らしいとは思いますが、それだけしか見れなくなるのはマイナスではないかと思います。

 仮にそれが楽しいとしても、口先だけで「大丈夫」といいつつ、情緒不安定になって周りに心配を掛けさせる。誤解される言い方ですが、虚勢が張れなくなったらお終いだと思います。

 まー、自堕落な生活をしている自分が言うのは、説得力が皆無に等しいのですが…(汗)もちっと、周りを見て生きてみてはいかがでしょう?