すたんぴーと。

 最近想像します。仮にバーチャロイドが現実世界に存在したとして、どこの国の産地かということを。
 たとえばテムジン。使い勝手の良さから日本。アファJ/Cは両手にトンファーを持っているから中国。フェイエンはレイピアから連想してフランス。バル系は怪僧ラスプーチンがいたといわれるロシア。…などなど。
 アファJ/Gはアメリカ産。こんなお馬鹿な機体を作るのはアメリカぐらいしかないです。そしてこんなテレビショッピングがお茶の間をにぎわせているはずです。
「さあ、みんな!今日は最高にクールな機体を紹介しよう!それは…、この機体だ!!」
「Oh!なんだいこの胸バーン!腰キュウ!尻ビシっ!な機体は?」
「HAHA!こいつの機体コードRVR−28G、名前はアファームドJ/Gっていうんだ。ちなみにGはグラップラーっていう意味だ」
「たしか、グラップラーって格闘馬鹿って意味だよね?ボブ!」
「おいおい、そんな後ろから刺されても文句を言えない言い方は良くないぞジョニー。でもジョニーの言う通り、こいつはJ/Cよりも格闘戦に特化した機体なんだ」
「もしかして、あの馬鹿デカイ両手で相手を殴りつけるのかい、ボブ?」
「よく気が付いたねジョニー!こいつの武器は全てこの両手にあるといっても過言じゃないぜ!特に接近戦だと殴るのがすごく早いんだぜ!」
「Oh!すごいやジョニー!でも、近接以外はどうするんだい?まさか近接だけしかできない機体なのかい?」
「NoNo!なんと、こいつの両手は飛ばすことができるんだ!」
「Oh!もしかして”ロケットパンチ”ってやつかい!?すごいやジョニー!」
「その上、誘導性が良くて上下左右の敵も逃さないすごいパンチなんだ!」
「そいつはクールだねボブ!でも、両手がなくなったらどうやって攻撃するんだい?」
「HAHA!実はこいつは両手を飛ばすと攻撃が一切できなくなるんだ!」
「Oh!それじゃ全然ダメダメなんだね!」
「そうさ!だから両手を飛ばして近接戦をするなんて良い子のみんなはしちゃダメだぜ!おにーさんとの約束だ!」
「良い子がこんな機体に乗るとは思わないよ、ボブ!」
「HAHAHA!それもそうか!じゃあ、それでもこの機体がほしい人は今すぐ電話してくれ!沢山の応募、待ってるぜ!」
…夜道でアメリカ人に刺されても文句が言えない、とっても暴走中な今日この頃です(爆)