だーくねす。

 一応ではあるが、自分には読書という趣味がある。ただ、読書といっても読むのはもっぱら若者向けの小説か漫画。堅苦しいノンフィクションというのはどうも拒絶反応がでるらしい…(汗)
 最近のお気に入りは富士見ファンタジア文庫の”ストレイジャケット”舞台となる世界は産業革命のイギリスといったところ。ただ、発展しているのは科学ではなく”魔法”という諸刃の剣。この魔法という物は誰でも簡単には使えるが、使いすぎると人間が”魔族”という悪魔になってしまう…。
 この本が気に入った点は、本当に怖いのは悪魔ではなく人間の心ということを示唆していること。たしかに劇中で魔族化した人間が周りに与える被害は尋常ではないが、それ以上に人間の暗黒面を前面に押し出し、その行為に恐怖していくのである…。面白いのが、小説の挿絵で悪魔の姿形がほとんど出てこないにもかかわらず、その姿形が容易に想像できてしまう文章。はっきりいってまぢできついです。ダークな世界にどっぷり浸かりたい貴方にはおすすめの一品です…(笑)でも、そんな作品が好きな自分っていったい何…?(汗)
 ちなみに同作家の”スクラップドプリンセス”は何度トライしても読む気はまったく起きなかったです。