おーるど・えいじ。

 誰もがそうなる。…のかなぁと思うのである。

 久しぶりにじーちゃんの家に行きました。そういや今日は敬老の日だったのやね。すっかり忘れてたよ…(汗)

 かれこれ90近くの齢を重ねているのにもかかわらず、二人とも健在の上に健康。趣味の麻雀のおかげかボケらしいボケもみられず心身ともに正常。身内としては嬉しい限りです。

 ただ、最近の自分はこのふたりに対して苦手意識をもっているような気がします。些細なことで喧嘩を始めたり、微妙にわがままのような気がしたり、言ってる事とやっていることがちがっていたりとか…。

 大部分は間接的に聞いたことばかりで、実害はまったくないのですが、なんか揉め事が起きるたびに“またか”という気分に。まあ、しょうがないっつっちゃしょうがないんだけど…。

 それと家が近所なので、ちょっとしたことでも理由をつけてご飯を一緒にとの誘い。これは二人だけだと寂しいからなのでしょう。

 正直に打ち明けたところ、親父からのコメントは「言い方は悪いけどもう“後がない”からなんだろうね」とのこと。理屈はわかるのですが、理性がついていかない難解な問題。当事者にならないとその答えはわからないようです。

 もっとも、自分が些細なことに目くじらを立てるようになったのかもしれません。もしそうだとしたらこれも“老いた”ということなのでしょう。…あんまり認めたくないけどね。

 ただ、従兄弟から電話に目を細めて嬉しそうにするばーちゃんを見て、もちっと孝行しとかなきゃなと思ったのは確かなことです。